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どの親も子供に隠し事をしていたりするはずである。
うちの母は、僕がへそから生まれたことにして、 僕が事実を知って、母の恥じらいを知って聞けないような環境を作ろうとしたそうだ。 うちの父はといえば、小一のときに、キャッチボールをしているとよくこう言っていた。 「お前のボールには、ハエが止まっている。」 しかし僕は知っていた。父はあんまり運動神経のよろしい人ではないことを。 その証拠に、三年生のときには僕のボールが受けれなくなっていた。 父の場合は違うにしても、親というのは子供をだまそうとするものなのだと思う。 中島らもの母親にいたっては、「怖い」という言葉を教えずに彼を「怖いもの知らず」 にしようとして、幼少の中島らもを呆れさしていたそうである。 聖母マリアなんかその筆頭である。親というのは何か子供、嘘をついておかなければ 安心できないのであろうか。しかし重大な嘘ではないから笑えるのであって、 これが深刻な嘘なら、彼らはどのようにして子供の質問をかわしていくのであろう。 まぁ、僕が深刻な嘘をつくつもりではないのでそこまで心配する必要は無いのだが。 さて、こんなに面白いことを親だけにさせるのは面白くない。 僕も親になったらしてやろうと思う。どのような嘘をつくかを考えながら今日は眠りにつきたいと思う。
by hatopoppoppo
| 2005-04-06 13:48
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