初めて「自然淘汰」と「利己的遺伝子」の話を聞いたときは、なんて明確な理論なんだろうと思った。今も思っているし、この理論が発表当時、何故大反響があったのか僕には分からない。今の学会がどう考えているのか知らないし、言ってしまえば「利己的遺伝子」も理解しているか危ない。地球をひとつの遺伝子と考えてみると、人間は地球にとってどちらに属する物なのだろう。地球が人間を生かしているのは、必要だからか、それとも根絶できないからないのか。この二つと僕たちの知らない何かが偶然に組み合わさって生きているだけで、人間は一本のくもの巣に掴まっているだけである。身の振り次第では危ないのだろう。と心で思いながら、誰が糸を切る役目なのかまた悩むのである。案外神様ではないかもしれない。これ以上言ったら、神様が怒ってチンコを腫れさせるかも知れないから、ここで僕は考えるのを止めようと思う。