この頃夕焼けや星を見る機会が多くなった。我が家から見える山々の名前はいちいち覚えてはいないが、その山頂から向こう側へと降っていく一時間はなかなか見ごたえのあるものだ。そういう時はBillie Holidayを流しながら、コーヒーなり紅茶なり、それの伴に菓子などを置いて、ただひたすら眺めながら過ごすようにしている。もちろん住宅地なので、車や人々がおこす音などがあるのだが、これが意外とBGMとして効果的なのだ。これは推測でしかないが、雑音の無いところで聴く音楽よりも、人々がおこす適度な雑音が在ったほうが落ち着けるのではないだろうか。
夕焼けが月明かりに変われば次は星を見る。それに飽きれば小さな明かりをつけてご飯を食べる。小さな光と夕焼けに共通点がある事に気がついた。見たくないものを隠すという効果である。夕焼けの美しさに気づかせてくれたその
「見たくないもの」とやらに感謝である。明日こそは・・・ちゃんとしよう。